魔法はそもそも、生物の脳が発する電気信号に魔力が反応して動くことで発動するものなので、 その電気信号を模した電流を作れば、機械で魔力を制御し、魔法を発動することが出来る。

2013年ごろ、ESHエネルギー研究所で研究されていた**「エネルギーリストラクチャー技術」(略称:ERT)が、電子制御で魔力を制御する技術の元である。**

ERTそのものは、あるエネルギーを一旦魔力に変換することで別種のエネルギーに変えるというのが旨の技術。

だが、エネルギーを魔力として取り出す時に魔力を制御する必要があり、それゆえ魔力の制御を電子的に行う過程が存在する。

現在ではその部分が重要となっており、魔力を電子制御する技術が広く使われている。

現在ではERTという言葉は技術の使われ方の実態にそぐわないのであまり使われず、単なる電子的な技術の一部とされる。あるいは、「魔力を電子制御する技術」というような言い方をする。